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広報用語集 (あ行)

あ行 か行 さ行 た行 な行 は行 ま行 や行 ら行 わ行

    

アート紙 (あーとし)

写真集や口絵などに使われる光沢のある紙。

RSS(あーるえすえす)

Rich Site Summaryの略。ウェブサイトの見出しや要約などのメタデータを構造化して記述するXMLベースのフォーマット。RSSで記述された文書には、ウェブサイトの各ページのタイトル、アドレス、見出し、要約、更新時刻などを記述することができる。主にサイトの更新情報を公開するのに使われている。

RGB/CMYK(あーるじーびー)

色の表現形式。RGBは「光の三原色」と呼ばれ、赤(レッド/Red)、緑(グリーン/Green)、青(ブルー/Blue)の三つの色の組み合わせで表現する。CMYKは「色の三原色」であるシアン(Cyan)、マゼンタ(Magenta)、イエロー(Yellow)に、印刷物で黒色をより美しく表現するためのブラック(Black)を加えている。デジタルカメラなどで撮影された画像は基本的にRGB形式なので、広報紙などの印刷物で使用する場合はCMYK形式への変換が必要になる。

IR(あいあーる)

investor relationsの略。企業が株主などの投資家に対して行う情報提供活動のこと。自治体でも県や政令指定都市などが、地方債に関する機関投資家への説明会を開催している。

AISASの法則 (あいさすのほうそく)

「AIDMA」に代わるマーケティングにおける消費行動プロセスの仮説。「AISAS」とは、Attention(注意)→ Interest(関心)→ Search(検索)→ Action(行動)→Share(共有)の5段階の頭文字をとったもの。インターネットの普及により、「AIDMA」のDesire(欲求)とMemory(記憶)がSearch(検索)に、またAction(行動)の後にShare(共有)が加えられた。

ICT(あいしーてぃ)

Information and Communication Technologyの略。「情報通信技術」のこと。以前は「IT(情報技術)」という言葉が一般的だったが、現在ではICTが用いられることが多く、総務省「ICT政策大綱」のように国でもICTを使用。ITの活用にはコミュニケーション(通信、交流)が重要であるという考え方が浸透している。ICTによる広報ツールとしては、地域ポータルサイトやeコミュニティ、電子会議室、WebGIS、ブログ、SNSなどが挙げられる。

AIDMAの法則 (あいどまのほうそく)

アメリカのローランド・ホールが提唱した、マーケティングにおける消費行動プロセスの仮説。「AIDMA」とは、Attention(注意)→ Interest(関心)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動)という、消費者の認知から購買行動に至るまでの、5段階の頭文字をとったものであり、段階に応じたマーケティング戦略の考案に役立てられている。

アウトソーシング(あうとそーしんぐ)

外部の専門的な知識やノウハウを活用し、目的の業務に戦力を集中する戦略的な運営手段。アウトソーシングを進めることにより、業務のレベルアップや効率化、コスト削減などが可能になる。広報活動においても、企画立案やメディア制作においてアウトソーシングする傾向が高まっている。

アウトフォーカス (あうとふぉーかす)

意図的に焦点を外して撮影する方法。

青焼き (あおやき)

オフセットやグラビア印刷のときの校正紙に使う青写真、感光紙のこと。

アカウンタビリティ(あかうんたびりてぃ)

説明責任。企業や団体、またはそれらに属する個人が、それぞれのとった行動や進めた政策について説明する責任を負うこと。広報活動などで説明責任を十分果たすことにより、透明性、信頼性の高い運営を進めることができる。

赤字 (あかじ)

原稿や校正刷りに書き込んだ赤色の訂正文字や校正記号のこと。赤鉛筆や赤のボールペン、サインペンなどを使う。赤字が多いときや、行替え、行送りなどを指示するときは、青色の筆記具を併用することもある。

アクセシビリティ (あくせしびりてぃ)

心身の機能に制約がある人や高齢者でも、ウェブサイトへのアクセスや情報取得が問題なくできるユニバーサルデザインのこと。ウェブアクセシビリティの基準を定めた国際規格として、W3C(World Wide Web Consortium)のWCAG(Web Content Accessibility Guidelines)があるほか、日本国内でも「JIS X 8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針 - 情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス - 第3部:ウェブコンテンツ」が策定されている。

アクセシビリティJIS規格 (あくせしびりてぃじすきかく)

2004年6月に、「JIS X 8341-3 高齢者・障害者等配慮設計指針 - 情報通信における機器、ソフトウェア及びサービス - 第3部:ウェブコンテンツ」が策定された。これは、ウェブアクセシビリティの基準を満たしたページ設計や運営をするための指針となるものである。基本的要件としては、ウェブコンテンツについて、「(1)視覚による情報入手が不自由な状態であっても操作、または利用できる(2)聴覚による情報入手が不自由な状態であっても操作、または利用できる(3)特定の身体部位だけを想定した入力方法に限定しないで、多様な身体部位で操作、または利用できる(4)身体の安全を害することなく操作、または利用できる」ことなどが、設計の基準として定められている。

アクセスログ (あくせすろぐ)

ウェブサイトの訪問記録のこと。具体的には、アクセス元のIPアドレス、ドメイン名、アクセスされた日付と時刻、ファイル名、リンク元のページのURL等の情報が生成される。ウェブサイトの管理者は、解析ソフトなどを使って集積された情報を分析し、マーケティング等の資料として活用することができる。

アスタリスク (あすたりすく)

「*」のこと。

網代綴じ (あじろとじ)

印刷物のとじ方の一つ。糸や針金を使わずに、折り丁の背に切れ目を入れて接着剤で固める方法。

アタリ (あたり)

写真や図版、タイトルなどが入る位置を指定した罫(けい)。仕上がりの段階で罫が不要な場合は「ケイアタリ」、罫も残して印刷したい場合は「ケイイキ」と指定する。

アタリ罫 (あたりけい)

版下や指定紙に入れる、輪郭の罫線の総称。レイアウト指定の際に罫線を生かさない場合、ケイは「アタリケイ」と指定する。

後付け (あとづけ)

書物の最後のほうに付くあとがき、索引、付録、奥付けなどのこと。

アフレコ (あふれこ)

撮影ずみの映像に、あとから音声を重ねて録音すること。

網ふせ (あみふせ)

色の濃淡を演出するために、トーンを付けること。0%(白)から100%(ベタ)まで、10%刻みで指定する。

アングル (あんぐる)

被写体を写し込む角度。同じ被写体でも、アングルを変えることでさまざまな表情を見せる。何をどう撮りたいのか、よく考えながらベストアングルを選びたい。

アンケート(あんけーと)

人に態度や意見、行動を尋ね、回答を求める調査方法。自治体では広聴活動の一環として活用されている。調査員が調査対象者から聴き取る街頭調査や電話調査、訪問面接調査のほか、対象者がアンケート票に記入する郵送調査、メールやウェブサイトを使うインターネット調査などがある。企業では製品・サービスの開発や販売、広告の方針などを決定する土台になることから、積極的に活用されている。

 

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eコミュニティ(いーこみゅにてぃ)

住民同士の交流を目的としたインターネット上の仕組みのこと。参加する住民グループがそれぞれのブログを持ち、ブログ上で情報交換したり、ネットでの交流をきっかけに住民同士が実際に会い、協力し合ったりすることで、まちづくりなどの活動につなげていく。静岡県島田市の「eコミュニティしまだ」や茨城県つくば市の「eコミュニティつくば」などがある。

ISO (いそ)

イソ。国際標準化機構によって決められたフィルムの感度。

一文一段落 (いちぶんいちだんらく)

文章がいくつかの段落に分けて構成されるのはよいが、その段落がいずれも一つの文でできている「一文一段落」は好ましくない。そういう場合は、内容を考えて連続する段落でまとめられるものは一つ段落にし、また、一つの文をもう少し詳しくして、二つ以上にできないかを考えるとよい。

一文の長さ (いちぶんのながさ)

週刊誌のトップ記事の一文の長さを測ると、句読点やカッコを除いて27~43文字のものがほとんどだというデータがある。自分が書いた文章をもとにして、一文の平均値を求めてみよう。44文字を超えていれば長すぎる。短くするようにしたい。

色校正 (いろこうせい)

2色刷りや4色刷りの場合は、文字校正の終了後に色校正紙で、指定した通りの色になっているか、色の出具合や調子はどうかなどをチェックする。「もっとさわやかに」などの抽象的な言葉ではなく、「明るく」「肌の色の赤みをとる」などのような具体的な言葉で指示したい。チリやゴミなどのチェックも忘れずに。

色指定 (いろしてい)

2色刷りや4色刷りの場合の、色の指定をすること。カラーチャート(色見本帳)などを参考にしながら4色(シアン=アイ、マゼンタ=アカ、イエロー=キ、ブラック=スミ)の掛け合わせで指定するか、インキ会社が市販している色見本チップなどで指定する。掛け合わせの場合の指定の仕方は、「M(マゼンタ)50%×C(シアン)100%」「スミ70%」といった具合に。

インターネット放送局 (いんたーねっとほうそうきょく)

動画番組や音声番組を、インターネットを通じて配信すること。もしくは、そのウェブサイトを指す。既存の放送局のような設備や免許が不要で、低予算で配信できることから、自治体などが発信元となって地域情報を提供するといった取り組みもされている。

 

Web2.0(うぇぶにーてんぜろ)

新しいウェブのあり方を総称してこう呼ぶ。情報の「受信」と「検索」の二つの機能が進化してきたこれまでに対して、Web2.0では、情報の「発信」と「共有」の二つの機能が進化してきている。具体的な動きとしては、あまりWebの知識を持っていない個人でも、ブログやSNSなどで気軽に情報を発信し、さまざまな人と情報を共有することができることなど。

ウラ罫 (うらけい)

0.5ミリ程度の罫、これに対してオモテ罫は0.1ミリ程度の罫のこと。

 

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HTML(えいちてぃえむえる)

Hyper Text Markup Languageの略。ウェブページを記述するためのマークアップ言語。ブラウザに表示する文字列やファイル名を、「タグ」と呼ばれる印の間に記述することで、文字や画像の文書構造を定義する。

ADSL (えーでぃーえすえる)

Asymmetric Digital Subscriber Lineの略。日本語で「非対称デジタル加入者線」と訳される。ユーザーの側からみる上り(アップロード)よりも下り(ダウンロード)のほうが、通信速度が速いという「非対称」の通信特性を有する。近年は、さらに通信速度が速い「光ファイバー」の台頭により、回線の加入者数は減少傾向にある。

SEO (えすいーおー)

Search Engine Optimizationの略。日本語で「サーチエンジン最適化」と訳され、検索エンジンで、ウェブサイトがより上位に表示されるように、htmlソースなどを改良する行為や技術を指す。サーチエンジンの検索結果が上位にあると、ウェブサイトへのアクセス数の増加が見込まれることから、マーケティング効果を期待してSEO対策に取り組むケースが多い。

SNS(えすえぬえす)

SNS(Social Networking Service)は、友人や知人、あるいは趣味嗜好を共有する人同士がコミュニケーションする場を提供するコミュニティ型の会員サービス。日本では「mixi」が有名。SNSの特徴やメリットを生かそうと、地域に限定した地域SNSが誕生している。民間では、「VARRY」(ベイリー・福岡県)や「あみっぴぃ」(千葉市)など。自治体開設の地域SNSには「ごろっとやっちろ」(熊本県八代市)などがある。ネット上だけでなく、会員同士が日常生活でも交流するなど、リアルなコミュニケーションも盛んに行われている。

SPコード(えすぴーこーど)

紙媒体に印刷された情報をデジタル情報に変えるために開発された二次元バーコードで、一つのSPコードに約800文字の情報を記録できる。専用ソフトで作成したSPコードを紙面に貼り付け、それらを専用の読み取り装置で読み取ると、記録された情報を音声で聞くことができる。

XML(えっくすえむえる)

Extensible Markup Languageの略。文書やデータの意味や構造を記述するためのマークアップ言語の一つ。

MP3(えむぴーすりー)

MPEG Audio Layer-3の略。音声の圧縮形式の一つ。パソコンや携帯音楽プレーヤーでの保存形式として広く使われている。

エンボス紙 (えんぼすし)

アート紙、コート紙に布目や絹目の型押しをした高級な印刷用紙。

 

追い込み (おいこみ)

改行しないで、行を続けること。

奥付け (おくづけ)

印刷物の標題、著作者名、発行年月日、発行者名などを表示したもの。通常、印刷物の最後のほうのページに記載されている。

お知らせ型広報 (おしらせがたこうほう)

施策や事業の決定事項や、健康診断やごみ収集の日程などの「お知らせ」を中心にした広報。

お知らせ情報 (おしらせじょうほう)

「休日に開いている診療所はどこか」「ごみを出す日と場所はどこか」などの情報のこと。

帯 (おび)

製本様式で本の「カバー」の上に、その本の内容紹介やPRなどを印刷した帯状のもの。

オピニオンリーダー(おぴにおんりーだー)

ある集団の意見の形成に影響を与える意見や感想を述べる人のこと。広報活動でも、オピニオンリーダーに対して、日ごろから情報提供したり、媒体制作で協力を得たりするなどの連携が必要になる。

オフセット印刷 (おふせっといんさつ)

基本原理は、水と油が反発する作用を応用し、同じ面上でインキが付く部分と付かない部分をつくって印刷する方法。製版フィルムを金属板に焼き付けて刷版をつくり、その版面にインキを盛り、ゴム製のシリンダーを介して紙に印刷する。

オモテ罫 (おもてけい)

0.1ミリ程度の罫、これに対してウラ罫は0.5ミリ程度の罫のこと。

折り (おり)

印刷物を製本するために、ページ順に紙を折ること。通常は16ページ分、または8ページ分が1折りになっている。

オンデマンド印刷 (おんでまんどいんさつ)

従来の印刷工程から製版等の中間工程(製版フィルム等を使わずに印刷できる)をなくし、「必要な時に、必要な数量の」印刷物を短期間で仕上げられる印刷を指して「オンデマンド印刷」と呼ぶ。小ロットの印刷物に適している。

 

 

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