広報映像番組を制作するうえで、例えばニュース映像などに一般の人が映る場合の対応を知りたいのですが。
報道目的であれば、事件、事故、行事、催し物を撮影する場合、そこに映る人たちの承諾がなくても問題はありません。しかし、その場合でも特定の個人の容ぼうや姿態が分かる撮影には本人の承諾が必要です。取材を行う場合、腕章や帽子、取材ジャンパーなどを着用して、まわりに取材が行われていることを示したほうがいいでしょう。
また、社会的にマイナスイメージをもたれる報道の背景に、無関係な人や建物などの映像を不用意に流すことは避けましょう。
一般に、資料映像は、容易に使わないほうが賢明でしょう。例えば、5年から10年前の映像を資料映像として放送すると、あたかも今現在の映像であるかのようにとらえられてしまうこともあるからです。