トップページ > お役立ちナビ > 広報Q&A > 著作権・肖像権などについて知りたい > イベントでの肖像権への配慮
お祭りなど大勢が参加するイベントを撮影する場合、すべての人の肖像権に配慮することは難しいと思いますが。
お祭りのように、被写体となるすべての人々に撮影の了解と、広報紙等への掲載の了解をとることが不可能なケースもあるでしょう。その場合は、「○○市広報課」といった腕章などを目立つところに付けて身分を明らかにし、取材の目的ができるだけ見た目で分かるようにしながら撮影しましょう。望遠レンズを使ったり、絞りを開放に近づけたりして、ピントの合う範囲を狭くし、後ろにいる観衆をぼかす撮影方法もあります。
また、それらの写真を広報紙などに掲載するときは、プライバシーや肖像権の観点から問題はないかどうかを十分に検討したうえで判断してください。講習会や研修会などのテーマや内容によっては、参加していることを公にしたくない人もいるはずです。判断に迷うときは、思い切って掲載をやめるか、個人が特定できないような画像処理をするのも一つの方法です。
いずれにしても、肖像権は「人への思いやり」が基本だということをお忘れなく。