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『広報力が会社を救う』

自治体広報にマーケティング発想を

『広報力が会社を救う』
  • 萩原誠 著
  • 出版:毎日新聞社
  • 発行:2003(平成15)年1月
  • 本体価格:1,600円
広報力が会社を救う 表紙

著者は、帝人株式会社でマーケティング部長、広報部長などを歴任。現在、調査役を務める。広報部長時代に培ったノウハウを生かし、企業広報に関する研修会の講師なども務める。

企業の最前線で培われた理論と実践には説得力がある。しかし、著者の領域は企業広報だけではない。自治体広報にも精通する。
「続発する不祥事と内部告発。広報が素早く対応できる企業・自治体は強い。本書では、企業や行政で広報を担当する人たちが、どうすれば組織を引っ張っていけるかを書いた。特に広報のマネージャーにとって、広報とは何のためにあるのか、広報の果たすべき役割は何なのか、広報はどういう方向に変わるべきかを考えてもらうヒントになれば・・・」(「はじめに」より)

本書は7章構成。第6章「自治体広報が変わる」では、いくつかの自治体事例を挙げながら、「自治体の広報にマーケティング発想を」と訴える。「地方自治体の強みを活かした将来像を実現するためには『行政経営』の視点に立ったマーケティングの推進が必要だ。地方自治体間の競争に勝ち残るためである」とし、そのために必要なこととして、「自治体ブランド戦略の一元化」「広報と原課の連動によるPR戦略」「行政と民間の連携」「地域活性化のためのネットワークの構築」などを挙げている。