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来年の東京オリンピック・パラリンピックの開催時には、日本に多くの外国人が訪れます。また、改正入管法の施行などにより、在留外国人もさらに増加していくと見込まれます。こうした外国人とのコミュニケーション手段として「やさしい日本語」の重要性がますます高まっています。「やさしい日本語」とはどのようなものなのか、それを活用することによってどのような効果を得ることができるのか。外国人だけではなく、日本人にとっても分かりやすい「やさしい日本語」の可能性と課題を学びます。
●プロフィル
大学卒業後、青年海外協力隊で日本語教師になる。帰国後、大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程修了。博士(言語文化学)。国際交流基金日本語国際センター専任講師、広島市立大学国際学部准教授を経て現職。専門分野は日本語教育。著書に『読み手に伝わる公用文:〈やさしい日本語〉の視点から』、共著に『〈やさしい日本語〉と多文化共生』『にほんご宝箱 日本で生活する外国人のためのいろんな書類の書き方』ほか。
2016年4月の熊本地震発生後、熊本市国際交流振興事業団では、外国人のための避難施設の設置や支援情報の提供を開始。「物資」「給水」「り災証明」などの言葉を「やさしい日本語」に置き換えて伝えるなど、言葉の壁に悩む被災者のニーズに寄り添った支援を行いました。震災時の外国人支援活動の経験から得たものは何か。「やさしい日本語」による平時・災害時の情報提供の在り方を、ともに考えます。
町田市では、市民あての文書や広報紙、ウェブサイトに掲載するお知らせなどについて、市民の視点に立ち、内容を分かりやすく伝えられるよう、見直し、改善していく活動を進めています。昨年度は、11の部署が参加するワークショップを開催し、その成果を報告会で発表。庁内で行政文書の課題を共有しました。今年度も、部署の垣根を越えた「見直そう!“伝わる日本語”推進運動」に取り組んでいます。
10:00~11:30 講義 1-1
読み手の立場で、どの表現が最も読者に伝わりやすいかを徹底的に考え、文章を読みやすく整える「推敲(すいこう)」。主語と述語の関係を見直したり、重複する表現や接続詞を整理したりすることで、スッキリとした読みやすい文章に仕上がります。推敲前と推敲後の文章を比較しながら、文章を整える技術を学びます。
●プロフィル
早稲田大学在学中に、講談社の女性誌編集部にフリー編集者として契約。フリーライターを経て、株式会社ディーエイチシーに入社。自社通販サイトのWeb編集者として、商品ページ、Webコラム、メールマガジンの執筆に携わる。その後、株式会社ローソンで、通販サイトの立ち上げやWeb編集者として活躍。現在は、フリーライター、編集者として独立。著書に、『文章を整える技術 書いたあとのひと手間でぜんぜん違う』『どう書いたらいいの?! がなくなるWeb文章の書き方』など。
12:30~14:00 講義 1-2
広報担当者なら、一眼レフカメラの撮影技術をきちんとマスターしておきたいもの。「シャッタースピード優先モード」と「絞り優先モード」の使い方、「逆光で人物が暗くなる」「色味がきちんとでない」などよくある失敗の解消方法、「人物」「食べ物」「風景」「イベント」などさまざまなシーン別の撮影のコツといった、一眼レフカメラで思い通りに撮れる写真の基本を学びます。
●プロフィル
卒業後に撮影スタジオで広告写真を学んだあと、ファッションフォトグラファーに師事。2000年に独立し、2008年に『Shin Irai Inc.』を設立。現在は、人物、美容、風景写真など幅広い分野の撮影に携わり、広告、雑誌、書籍など、さまざまなメディアで活躍。一方で、初心者に向けて、写真の楽しさと素晴らしさを伝えるデジタル一眼レフカメラの写真教室を開催。著書に『いきなり思い通りに撮れる! デジタル一眼レフカメラと写真の基本BOOK』。
14:20~15:50 講義 1-3
デザインとは、いろいろある情報を整理して分かりやすく伝える技(方法)です。デザインの考え方から、コンセプトの立て方、デザインの手順、書体や色や写真・イラストの使い方、見直し方まで、デザインのエッセンスを、分かりやすく解説。ビフォー&アフターの事例を見ながら、デザインの基本を学びます。
●プロフィル
株式会社中垣デザイン事務所で中垣信夫に師事する。株式会社渋田美術を経て1995年に独立。2004年、有限会社Non Design設立。数々の装丁展に出品。手がけた装丁は約3000冊に上る。一般社団法人日本図書設計家協会副会長。著書に、『はじめて学ぶデザインの基本』。
全国広報コンクール上位入選団体の担当者が、広報紙づくりや写真撮影、ウェブサイトづくりのノウハウを紹介します。
10:00~11:30
事例発表 2-1
相模原市は、全国広報コンクールウェブサイト都道府県・政令指定都市部で、平成31年入選を受賞しました。
事例発表 2-2
広川町は、全国広報コンクール広報紙町村部で、平成31年入選、30年入選、29年3席を受賞しました。
12:30~14:00
事例発表 2-3
会津若松市は、全国広報コンクール広報紙市部で、平成31年入選、30年入選を受賞しました。
事例発表 2-4
上野原市は、全国広報コンクール広報紙市部で、平成30年入選、29年入選、26年入選、組み写真部で30年特選を受賞しました。
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