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地域ブランド戦略の狙いは、その地域にある資源を活用して、魅力ある地域へと成長させることです。そのためには、地域特有の商品開発と産業づくり、地域の食を生かした商店街や飲食店の活性化、遊・食・品を組み合わせた観光活性化、住民の愛着度を高めてやる気を起こさせる住民満足度の向上、地域や産業の連携を進めて地域の担い手を育てる人材・連携育成、地域の魅力を伝えるシティプロモーションが必要です。地域の魅力を高めるためにはどうすればいいのか。事例をもとに、地域ブランド戦略手法を考えます。
平成24年4月に「信州ブランド推進室」を新設するなど、長野県は、県外や海外の人々から「選ばれ続ける長野県」を目指した活動を展開しています。「信州」というイメージの強みを生かしてブランド力を再構築し、優れた農畜産物や伝統工芸品、製造業の技術力の高さなど、県民がすばらしさを共有し、積極的に発信することで、県内外でのイメージを高める。信州に暮らす人、信州と関わりにある人が、もっと信州を好きになって信州を発信していくことを目指すプロジェクト「しあわせ信州」の取り組みを紹介します。
海士町は、島根半島の沖合60キロにある離島にも関わらず、人口約2,400人のうち島外からの移住者が1割を占め、その多くが20代から40代の働き盛りです。また、少子化で統廃合寸前だった高校にも全国から生徒が入学し、平成24年度からは異例の学級増となっています。町長をはじめ、町の職員による東京でのシティセールスや、持続可能な魅力ある学校づくりを進める「島前高校魅力化プロジェクト」など、島外からのUIターンによる人口増を実現した「島をまるごとブランド化」の戦略を紹介します。
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