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思いが熱として伝わる広報を

  • 柴尾俊哉
    福岡県久留米市企画財政部広報広聴課 課長補佐
写真:丸山課長を囲んで、後方左から石橋、相園、柴尾、中垣です
丸山課長を囲んで、後方左から石橋、相園、柴尾、中垣です

未知の体験である広報紙づくり。一体どのように取り組めば、読み手にとって満足される広報紙となるのか、手探りの状態でした。

市民参加や市民との協働によるまちづくりを進める第一歩は、情報の共有化と言われています。市がどんなまちづくりを目指しているのか、市民に届くように伝えることが大切です。

その意味で定期に発行する広報紙の役割は重要であり、市民からの期待も高くなります。 このプレッシャーにどうこたえるか、広報としての最も重たい課題です。

そういった背景から、日本広報協会に、効果的かつ有効的な広報の在り方についてコンサルティングをお願いしました。今回のコンサルティングでは、本市に最も適したアドバイザーの先生を選んでいただき、それぞれの専門的立場から多角的に「今後の本市の広報の在り方」について提言をいただきました。

大変うれしかったのは、広報紙として初チャレンジした大型企画「巨峰特集」を評価いただいたことです。取り組みのきっかけとして間違いではなかったと、スタッフ一同自信になりました。ただ一方では、広報紙をはじめ連携する広報媒体の改善すべき内容についても多くのご指導をいただきました。

この4月に、久留米市は中核市の仲間入りをしました。ますます情報発信の重要度も高まってきます。職員一人一人が広報マインドを高め、久留米市をしっかりと売り込んでいこうとする姿勢が、市の魅力をさらに引き出すことにもつながると思います。

これからは提言いただいた内容を具体化し、市の広報力を高めていく段階に入ります。 広報紙は、市民と市の最大のコミュニケーション手段であり、行政情報を正確に分かりやすく伝え、市民の皆さんの行動を誘発する役割を担っています。このことをしっかりと意識しながら編集の腕を磨いていきたいと考えています。

今年度も調子に乗って、大型企画を組む予定ですが、「思いが熱として伝わっていく広報紙づくり」に少しでも近づけるようチャレンジしていきます。

併せて市全体に広報意識を根付かせるため、思いを共有できるようなしかけづくりや工夫を行い、市の広報力アップに連動できれば、一段とレベルの高い広報活動が展開できるようになるのではないでしょうか。

そうした取り組みを進める中で、今回の貴重なアドバイスを最大限に活用していきたいと思っています。

 

しばお・としや

1985年、久留米市役所入所。主に、福祉・教育分野に配属。
2007年4月から広報広聴課へ。編集スタッフに恵まれながらも、不慣れなDTPを使い、 月2回の広報紙発行に悪戦苦闘の毎日。

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