
広報セミナー
広報セミナー 2013 in 小田原 カリキュラム
更新日 : 2013年11月15日
2013年11月14日(木曜日)
13:05~15:05 パネルディスカッション
- 広報活動にソーシャルメディアをどう活用していくか
~その課題と可能性を探る
コーディネーター
明治学院大学教授、日本広報協会広報アドバイザー 川上 和久 氏
パネリスト
内閣官房内閣広報室、(株)メンバーズ、神奈川県厚木市、長野県小布施町
国や自治体をはじめ、多くの公的機関が、フェイスブック、ツイッター、ブログ、You Tube、SNSなどのソーシャルメディアを利用した情報発信に取り組み始めています。
これらのソーシャルメディアは、簡単に設置・開設できること、情報の共有・拡散が期待できることなど、さまざまなメリットを有している一方で、ガイドライン・運用ポリシーの欠如や、コミュニケーション機能が生かしきれていないなどの課題も抱えています。
このパネルディスカッションでは、こうした課題と可能性について、それぞれのパネリストのご経験をもとに報告・議論していただき、ソーシャルメディアをより有効な広報メディアとして活用するにはどうすればよいのかを、会場の参加者とともに考えます。
●内閣官房内閣広報室
「首相官邸」では、フェイスブック、ツイッターだけでなく、LINE、YouTube、mixiのほか、スマートフォン向けのアプリも活用して、幅広い情報発信に取り組んでいます。
●(株)メンバーズ
フェイスブック「認定マーケティングデベロッパー」日本初の認定企業。民間企業のフェイスブックの立ち上げ、運用のコンサルティングを、多数実施しています。
●神奈川県厚木市
地域SNS「ひとがつながる まちがふくらむ~マイタウンクラブ」を、2007年に開設。運用をサポートするボランティア組織「マイタウンサポーターズクラブ」を設置し、住民同士の情報交換の活性化を図っています。
●長野県小布施町
ゆるキャラである「おぶせくりちゃん」がつぶやく、ゆるいツイッターが話題に。フェイスブックでも、ツイッターを飛び出したゆるキャラたちの活動を紹介しています。
15:25~16:25 講演
- マーケティングとブランディング戦略で若い世代の誘致に成功
千葉県流山市
市の知名度アップ、イメージアップやブランド化を推進するため、マーケティング課を立ち上げ、課長含め3人を民間から公募した流山市。「都心から一番近い森のまち」の人口を増やすためにはどうすればいいか、若い世代を誘致するためにはどのような施策が必要か。市ではマーケティング戦略をもとに「母になるなら、流山市。」をキャッチコピーとした広報キャンペーンを展開。子育てしやすいまちをアピールした結果、30代のファミリー世帯に選ばれる市になりました。日本ではまだ珍しい自治体マーケティングとブランディング戦略の考え方や手法を紹介していただきます。
2013年11月15日(金曜日)
■第一分科会
10:00~11:30 講義 1-1
- 相手の話を的確に引き出す取材学
~コミュニケーション力を磨く
ノンフィクションライター 藤井 誠二 氏
取材とは、人とつながることであり、わかり合えることであり、通じ合うことです。「相手のことを事前に調べているか」「聴きたいことを質問できているか」「相手とコミュニケーションをとれているか」が、その後の原稿の善し悪しに結びつきます。取材前にどのような準備が必要か、取材はどういった心構えで望むべきか、相手と打ちとけて、相手の言葉を引き出すにはどうしたらいいか、取材のプロからノウハウを学びます。
●プロフィル
1965年生まれ。綿密な取材と調査を基にしたノンフィクション作品を数多く手がける。テレビやラジオではコメンテーターやパーソナリティーを務め、大学では「ノンフィクション論」や「取材学」などの講義を行っている。主な著書に、『大学生からの「取材学」 他人とつながるコミュニケーション力の育て方』など。
12:30~14:00 講義 1-2
- 読みやすくするためのレイアウト
~デザインの基礎を学ぶ
デザイン事務所willsnow-dfl代表 柳田 寛之 氏
広報紙をレイアウトする際には、書体の選択、文字組み、写真の配置・トリミング、情報の整理、余白の取り方、全体のバランス、配色ほか、読みやすくするためのさまざまな基礎的技術が求められます。こうしたデザイン、レイアウトの基本に加えて、入稿データ作成のポイント、印刷発注コスト軽減に必要な知識なども含め、実践に役立つノウハウを学びます。
●プロフィル
1972年生まれ。美術・デザイン書系の出版社にて、美術解説書・デザイン技法書などの書籍制作を担当。2007年、デザイン事務所willsnow-dflを設立。エディトリアルデザインを中心に、グラフィック・デザイン、印刷物の制作進行などを業務とする。印刷デザイン関連の執筆・編集にも携わり、デザイン雑誌などへの寄稿もあり。著書として、『DTP 印刷 デザインの基本』がある。
14:15~15:45 講義 1-3
- 分かりやすい文章作成術
~住民に語りかけるような文章を目指す
広報コンサルタント 小田 順子 氏
広報紙やウェブサイトに冗長な文章や、難しい文章を書いても、なかなか読んではもらえません。読んでもらうためには、明瞭で簡潔な文章を書かなければなりません。分かりやすい文章を書くためには、伝えるべき相手の立場に立つ必要があります。広報紙やウェブサイトなどに掲載する文章を、正確に、明瞭に、簡潔に書く方法を学びます。
●プロフィル
1965年生まれ。1992年から、東京都中野区役所に勤務。広聴広報課在籍時は、住民からの相談・苦情メール受付とウェブマスターを担当。2007年4月に独立し、現在は文章改善コンサルタントとして、大企業、自治体など公共性の高い組織を支援。著書に、『誰も教えてくれなかった 公務員の文章・メール術』『自治体のためのウェブサイト改善術─広報担当に求められるテクニックとマインド』など。
■第二分科会
10:00~11:30
事例発表 2-1
- 広報紙づくりと写真撮影のノウハウを学ぶ1
熊本県菊池市
(平成24年1枚写真部門入選、25年組み写真部門入選)
事例発表 2-2
- 広報紙づくりのノウハウを学ぶ2
奈良県生駒市
(平成22、23、25年広報紙市部門入選)
12:30~14:00
事例発表 2-3
- 市民広報サポーターによる情報発信のノウハウを学ぶ
愛知県田原市
(平成25年広報企画部門入選)
事例発表 2-4
- 広報紙づくりのノウハウを学ぶ3
鹿児島県霧島市
(平成22~25年広報紙市部門入選ほか)
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公益社団法人日本広報協会 事業部
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