「見えてきたものがあるんです。大学から愛媛に住みだした、私だからこそ見えてきた県民性が…」
愛媛県庁会議室。県のプロモーション戦略に関する1回目の定例会議で、メンバーの男性職員がこう切り出した。この日の議題は「愛媛県のセールスポイント」。男性職員は、自転車で通勤・通学する人たちの多くがヘルメットをかぶっていることを例に、「他県で自転車ヘルメットをしているのは、幼児か、校則が厳しい中学生くらい…」「皆さん、愛媛県人はひょっとして、『どまじめ』なんじゃないでしょうか」――
そのほか、キャラクターの「みきゃん」がグランプリ出場を辞退したことや、道後温泉が女性の一人旅に人気なこと、さらに、ボランティアをしている時間の長さや、介護・看護をしている時間の長さ、“彼氏がいない独身女性の多さ”などを例に、愛媛県民の“まじめ”ぶりを明かしていく。アンケートや民間調査のデータに裏付けられたこれらの意見に、「愛媛県民はどまじめだったのか」と、一同納得する。
「まじめをポジティブに使って、愛媛を全国に発信していきませんか!」。こうして始まった「まじめえひめプロジェクト」。「誰も見たことのない『まじめえひめ』」が、いよいよ始まる。人気アニメとのコラボなど、プロジェクトの詳細を特設サイトで発信中。
ドラマ風コンセプト動画「愛媛県まじめ会議」