北陸新幹線の開業に合わせ、富山県内市町村が発行する3月号の広報紙で、合同特集が掲載されています。各自治体のキャラクターと新型車両を組み合わせたイラストを表紙に掲載したほか、全15市町村の住民が登場し「わたしのまちのココが自慢!」を語っています。
新幹線開業で交流人口の増加が予想されることから、富山県民が県内各地の良いところを知り、観光大使として富山の魅力を内外にアピールしていくのがねらいです。各自治体から2人ずつ計30人の県民が、「立山連峰の眺め」や「富山湾の情景」「黒部峡谷の雄大さ」「(白エビやホタルイカなどの)海の幸」「細工かまぼこ」など思い思いの自慢を挙げています。各広報紙ではイベント情報など関連情報も掲載し、合同特集を盛り上げています。
また、富山県庁の特設サイトでは、約3000人の住民が参加し、県内各地で撮影されたPR動画「待ってたよ 北陸新幹線」が3月上旬から公開されており、県民参加の広報で地元の歓迎ぶりを伝えています。
JRの上野東京ラインが3月14日に開業したのに合わせ、常磐線沿線の千葉県我孫子市は、市内にある天然湖沼「手賀沼」の遊歩道で見られる桜を紹介した動画をユーチューブ「あびこの魅力発信チャンネル」で配信。東京や品川駅から直通で行くことができる水辺のお花見スポットとしてPRしています。
また、東京駅近くのコミュニティ放送局で、中央区を含む周辺8区をエリアとする「中央エフエム」の番組に職員が生出演(3月18日放送)。手賀沼などの観光スポットを紹介するほか、移住などを考えている都民に向け、都心への通勤、通学の利便性が増すことや、移住定住を支援する市の制度などをPRする予定です。生出演の模様はビデオ撮影され、「あびこの魅力発信チャンネル」で配信されます。
我孫子市では動画とSNS、ラジオを連動させたシティプロモーションを展開しており、「都心直結をきっかけに、移住定住先としての魅力をよりアピールしていきたい」(あびこの魅力発信室)と語っています。
※『広報』3月号に関連記事掲載