東九州自動車道の大分市~宮崎市間が2015年3月21日に全線開通するのに合わせ、交流をさらに促そうと、両市では2月号の広報紙から、観光やグルメに関する互いの情報を掲載しています。
両市は隣県にありながら、車での移動に約4時間10分かかるなど"近くて遠い"間柄でした。全線開通すると、移動時間は約2時間50分に短縮されます。これを機会に大分市、宮崎市間の経済や文化の交流がより活発になると予想されることから、両市では連携し、交流や観光PRを通じて観光客の誘致などに取り組んでいく「チキチキナンバンプロジェクト」を開始しました。
両市はともに鶏肉消費量が全国トップクラス。プロジェクト名は、名物料理が大分市は「とり天」、宮崎市は「チキン南蛮」と、ともに「チキン」つながりであることや、東九州自動車道を駆け抜ける車と、往年のイギリス映画に登場する「チキチキバンバン号」のイメージを重ね合わせて命名されました。
プロジェクトの一環として、2月号の広報紙から始まったのが、新コーナー「チキチキナンバン号がゆく!」で、4月号までの限定企画。両市の広報紙の裏表紙1ページに掲載されています。イラストで登場する「チキチキナンバン号」は、鳥料理をモチーフにしたニワトリ型の車で、紙面には、大分の戦国キリシタン大名「大友宗麟」と宮崎市観光イメージキャラクター「ミッシちゃん」が車に乗り、疾走する姿を描いています。
『市報おおいた』2月号に掲載された「宮崎市編(1)」では、「キャンプ王国・宮崎市が今年はますますアツいぞ」と題し、宮崎市でキャンプを行うプロ野球3球団の情報を紹介。11チームがキャンプを行うJリーグの試合情報も掲載しています。『市広報みやざき』に掲載された「大分市編(1)」では、「美味しいし おおいた市」と題し、大分市民のソウルフード「とり天」のほか、全国的にも有名な「関あじ・関さば」「大分ふぐ」など県内の代表的なグルメを紹介しています。
毎回プレゼント企画があり、2月号の『市報おおいた』では宮崎のリゾートホテルの宿泊券が、『市広報みやざき』では水産加工品が抽選でプレゼントされるお楽しみも用意されました。
プロジェクトでは特設サイトも開設されており、紙面や関連情報を見ることができます。