「地域全体のブランド化」を戦略の柱にシティプロモーションに取り組んでいる茨城県つくば市は、市民参加型の専用サイト「つくば、ホンモノ!夢特区」を開設しました。
サイトは、ネット上の架空都市のイメージ。趣旨に賛同する人に「夢特区民」になってもらい、つくば市に関する写真や口コミ情報を投稿してもらいます。
「これぞつくばのホンモノ!」と思う風景や物、暮らしの一コマなどを投稿してもらい公開する「みんなのアルバム」、筑波宇宙センターや地質標本館など、つくば市にあるさまざまな研究機関や施設の見どころを紹介し、見学を案内している「研究所に行こう」などが主なコンテンツ。ブランドスローガン「つくば、ホンモノ!」にちなんだ人物や活動を紹介するラジオ番組「『つくば、ホンモノ!』調査隊!」の記事も閲覧できます。
サイト開設を機につくば市の認知度を高めようと、市は、サイト公開日から1週間、東京・山手線の全車両に中吊り広告を掲載。専用サイトへの誘導を図りました。市によると、広告掲出期間中のサイトへの訪問者は約6千人、サイト内のページ閲覧数は約5万人でした。また、サイト訪問者の97%が検索によるものでした。
つくば市広報課は、「訪問者とともに日々つくり上げる夢特区。これからの進化に期待してほしい」と語っています。