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第9回「医療機関広報フォーラム」を開催しました

院内で情報や意識の共有を図り 職員参加型の広報を

日本広報協会では、「“広報力”が患者や地域との信頼を築く“経営力”に」をテーマに、医療機関の広報に携わる職員を対象とした「医療機関広報フォーラム」を開催しています。第9回医療機関広報フォーラムが2012年11月15日、「病院のイメージアップにつながる『広報誌』『ウェブサイト』づくりを学ぶ!」をテーマに開催され、定員を上回る127人が参加しました。

 

職員も広報のターゲットに

医療機関からのさまざまな情報を発信する広報誌やウェブサイトには、単に情報を伝えるだけでなく、コンテンツやデザインの工夫によって、医療機関に対する好感度や信頼感を高める効果があります。

フォーラムでははじめに、公益社団法人日本広報協会の渡邊昭彦事務局長が「医療機関の広報力向上のポイント」と題して基調講演しました。

渡邊事務局長は、広報活動のプランニングを「5W2H1E法」に沿って解説。広報するターゲットを「患者さん」だけでなく、「地域」や「医療関係者」「自院の職員」まで幅広く捉え、「外に向けた積極的な広報活動は、内部における理念・目的・情報の共有や、コミュニケーションの活性化に結びつく。職員参加型の広報を」と語りました。

 

利用者・閲覧者像を見極める

続いて、ユニバーサルワークス代表取締役の清家順氏(日本広報協会広報アドバイザー)が、「見やすく使いやすいウェブサイトの作り方~サイト構築のポイント」のテーマで講義。検索でリサーチされることの多い医療機関。最初にアクセスする「病院の窓口」ともいえるサイトについて、目的やターゲットは何か、利用者に選ばれるためにどのようなコンテンツや構成で見せるべきかなどについて話しました。

清家氏は、医療機関サイトの位置付けについて、患者さんの思いや立場によって、目的とする医療機関が変わってくることを指摘した上で、「どういう閲覧者像を想定するのか、きちんと見極めていくことが、伝わるサイトづくりにつながる」と分析。ターゲットが異なる、参加した医療機関のサイトを例に、構成やデザインの良い点・改善点などを診断しました。

 

視覚的にも訴求力のある誌面を

最後に、エディターの吉村潔氏(日本広報協会広報アドバイザー)が、「読みたくなる広報誌の作り方~医療機関広報誌のクリニック」と題して講義。手にとって読んでもらうための企画やデザインについて、参加者が制作した広報誌なども事例に挙げて解説しました。

吉村氏は、「文章だけでは限界がある。視覚的にも訴求力のある誌面づくりが大事」とした上で、写真の撮り方・生かし方について、「読者のイメージを喚起する、ビジュアルを意識した写真を掲載するには、特に医療機関の場合、院内に協力者を増やすなど、撮影しやすい環境を整えることも大切」とアドバイスしました。

会場には参加者が持参した医療機関の広報誌を展示。講義後の懇親会では、コーヒーを飲みながら、参加者同士が名刺交換したり、熱心に情報交換したりする光景が見られました。

 

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