大阪市は、市民活動を支援する「大阪市市民活動推進基金」への寄付を継続的に受け入れる仕組みとして、ウェブサイト「市民活動のためのクリック募金」を開始しました。現在、クリック募金に協賛してもらう企業を募集しています。
市では、市民活動が活発に展開される環境づくりの一環として、2007年3月に大阪市市民活動推進基金を設置。市民や企業などからの寄付金を活用し、08年度から、NPOやボランティア団体など市民活動団体が行う公益的な事業に対して助成しています(助成実績は延べ15団体・助成額は計約580万円)。
市民活動のためのクリック募金では、インターネットユーザーがサイト内に掲載されている協賛企業のバナーをクリックするたびに、1クリックにつき3円が、ユーザーに代わって協賛企業から基金に寄付されます。なお、同じ協賛企業へのクリックは、1日1回しかカウントされません。
協賛企業は、募金のサイトと自社サイトとをリンクすることで、CSR(企業の社会的責任)に関する取り組みを広く周知することができます。2009年12月中旬現在、3社が協賛企業として登録しています。
同様の仕組みでは、山形県が2008年に開設した「やまがた社会貢献基金」ウェブサイトによる「ワンクリック募金」があります。