西東京市選挙管理委員会が制作したオリジナルトイレットペーパー。印刷されたQRコードをカメラ付き携帯電話で読み取ると、市の携帯サイトにつながり、投票日や期日前投票の期間などが表示されます。7月の東京都議会議員選挙から活用されていますが、投票日を記載せず、随時情報を更新できるサイトを案内することで、他の選挙でも無駄なく使っていこうというエコの発想が生かされています。
標準のトイレットペーパーに、水色のインクで印刷されたシンプルなデザイン。タイトル(「めいすい君からのお知らせ」)や、投票を呼びかけるキャッチコピー、めいすい君のイラスト、QRコード、モバイルサイトのアドレス、市選挙管理委員会のクレジットなどが印刷されています。
都議選では4,200個を発注し、市庁舎や関係施設のトイレに設置。続く8月の衆議院議員選挙では、市内大型ショッピングセンターの設置協力を得ることができたことから、さらに4,200個発注し、選挙広報に備えました。
「まだチャレンジの段階ですが、大型の選挙で、しかも有権者の関心が高いといわれる今回の衆院選で、果たしてどのくらいの効果があるのか。ペーパーの消費具合や、サイトへのアクセスの動きを詳しく見ながら、来年以降の選挙に向け、戦略を練っていく予定です」(事務局)
企業や団体のPRグッズとして展示会やイベントなどで活用されているトイレットペーパー。選挙広報でも活用されており、7月の都議選では千代田区が、めいすい君や投票日を印刷したトイレットペーパーを制作し、区役所のトイレで活用しました。だれもが使うトイレで、目に触れられる機会が多く、接触時間も比較的長いことなどが、PRグッズとして愛用されている理由です。