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広報紙でキャラクターが“パラパラ”/三豊市(2008年8月11日)

香川県三豊市が発行する広報紙『広報みとよ』に、アニメーション手法の一つで、ページをめくると絵が動いて見えるパラパラ漫画が掲載されており、読者を楽しませています。漫画で登場するのは、市特産の果物や野菜を題材にしたオリジナルキャラクター。“フルーツ王国みとよ”のキャッチフレーズで市が力を入れている特産物のPRのほか、親しみやすい広報紙づくりにひと役買っています。

職員制作のキャラクターは50種類以上

市では、「フルーツ王国みとよ推進室」を2007年4月に開設するなど、特産の果物や野菜、花き類のPRに努めてきました。推進室の活動を盛り上げようと、広報紙でも、今年6月号から、「フルーツ王国みとよの『旬はなぁ~に』」のコーナーを設けました。「コーナーを始めるに当たって、そのページまで読者を導いていくために、小学校の時に教科書などに描いていたパラパラ漫画を載せたらおもしろいと考えました」(情報政策課広報担当)

パラパラ漫画が掲載されているのは奇数ページ下部のノンブル(ページ番号)の横。登場するのはビワの「びわ法師」(6月号)、桃の「ももちゃん」(7月号)と、毎号、コーナーの記事に載る旬の果物や野菜のキャラクターたちで、先頭ページからめくっていくと、残像により、キャラクターが動いているように見えます。キャラクターの原画は、推進室の職員が描いたもので、原画を元にパラパラ漫画用に動きやコンセプトを広報担当が考え、推進室の職員に伝えて、新たに書き起こします。それをページ数に合わせてコマ割りして掲載します。

そんなフルーツ王国みとよのオリジナルキャラクターは50種類以上。「どれも個性的でかわいいので、市民の皆さんにも覚えていただけますし、堅くなりがちな広報紙に親しみをもってもらえるのではないかと思います。また、隠しキャラ的に広報紙に入れることによって、『これ何だろう?』と興味をもってもらったり、広報紙を読んだ後でも、その部分を切り取って、子どもと楽しんだりしてもらえたらと思います。実際、私も楽しみながら編集しています」(同)

「来月号が楽しみ」内外から好評価

パラパラ漫画掲載後、庁内や取材先などで、「広報紙に動きがあっておもしろい」「かわいい」「来月号が楽しみ」といった声を聞くようになりました。「また、6月号が配布された翌日から市ホームページのアクセス数が3割ほど増えたのですが、これは、市内の出来事などをデイリーニュースとして写真と短い文章で伝えている『みとよHOTほっとNEWS』という毎日更新のコーナーへのアクセスが増えたことによるものでした。このコーナーは広報紙の同名コーナーと連動しており、今まで広報紙をあまり見なかった人たちが広報紙やホームページを見るようになってくれたものと思われ、そうした傾向にパラパラ漫画も影響を与えたのではないかと分析しています」(同)

フルーツ王国みとよオリジナルキャラクターの全キャラクターは、市ホームページでそれぞれの旬ごとに紹介されています。各キャラクターの性格や特徴、キャラクター自身による自己PRも掲載されており、広報紙のパラパラ漫画をきっかけに、オリジナルキャラクター人気もさらに上昇しそうな予感です。

 

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