トップページ > 自治体の広報にも活用できる「政府広報オンライン」
皆さんはテレビCMや新聞広告などで、「政府広報」を目にしたことはありませんか。「政府広報」は、生活に身近な国の施策や制度などを国民に伝えるため、内閣府政府広報室が発信している情報で、青い双葉のマークが目印です。
政府広報が取り上げるテーマは、自治体が住民に広報するテーマとも共通しています。そのさまざまなコンテンツをまとめたサイトが「政府広報オンライン」です。政府の取り組みの中から、生活に身近な話題や情報が記事や動画で分かりやすく掲載されています。自治体の広報担当者にとっては、信頼できる情報源となるだけでなく、掲載されている記事やイラスト、動画を自治体広報紙や自治体が発信するケーブルテレビなどに二次利用するといった活用もできます。
昨年11月下旬、政府広報の動画コンテンツをまとめたサイト「政府インターネットテレビ」を政府広報オンラインに統合し、より検索しやすく使いやすいサイトへと政府広報オンラインがリニューアルされました。
政府インターネットテレビが政府広報オンラインに統合されたことにより、動画を含むすべての政府広報コンテンツを政府広報オンラインで閲覧できるようになりました。検索窓に調べたいキーワードを入力すれば、政府広報オンラインに掲載されている動画も記事も同時に探すことができます。また、カテゴリーやハッシュタグから同じ分野、同じテーマのコンテンツが探しやすくなっています。
カテゴリーは「メディア別広報」「記者会見等」などのメディア等の種類別のほか、「安心・安全」「災害」「健康・医療・福祉」などの分野別で整理され、パソコンでは左欄に、スマートフォンでは右上のメニューに表示されています。
各分野のページに進むと、関連する記事や動画が一覧で表示されます。それぞれのタイトル周りには、カテゴリーのボタンと、コンテンツの種類やキーワードなどのハッシュタグが付加されました。
ハッシュタグは、「#年収の壁」「#発達障害」といったコンテンツのテーマに関するキーワードや、「#ウェブCM」「#お役立ち動画」「#お役立ち記事」といったコンテンツの種類などです。話題のキーワードのハッシュタグは、トップページの上部に「タグ一覧」として表示され、コンテンツへの誘導が図られています。
政府広報オンラインでは、記事・動画における言葉を分かりやすくしたり、ウェブアクセシビリティを考慮したイラスト・図表にしたりするなど、より多くの人に分かりやすく伝える取り組みがなされています。今回のリニューアルでは、政府広報オンライン自体のウェブアクセシビリティをバージョンアップさせるため、次のような改善が図られています。
障害のある人や日本語が母語でない人などに情報の内容が伝わるようにするための機能です。パソコン版ではページの右上に、スマートフォン版では右上のメニューに「ひらがなをつける」「やさしい日本語」のボタンが設置され、ひらがな版のページ、やさしい日本語版のページに切り替えることができるようになっています。
サイト全体の文字には、高齢者や視覚に障害のある人にも読みやすいUDフォントが採用されています。
政府広報室では、日本工業規格JIS X 8341-3:2016「高齢者・障害者等配慮設計指針-情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス-第3部:ウェブコンテンツ」に基づいてウェブアクセシビリティ方針を定め、政府広報オンラインにも明記しています。また、ウェブアクセシビリティの試験結果や現時点で把握している問題点とその対応方針を公表しています。
政府広報オンラインに掲載しているコンテンツの利用方法は、「リンク・著作権等について」に分かりやすく記載されています。自治体広報紙に二次利用しやすい記事のイラスト、図表などは、複製、公衆送信、翻訳・変形等の翻案など、自由に利用できます。コンテンツを利用する際は、出典を記載すること、第三者の権利を侵害しないことなど、利用ルールを守ることが必要です。
動画コンテンツは複製、公衆送信、翻訳・変形等の翻案はできません。また、ダウンロードもできませんが、一部の動画については、一定の条件を満たせば、申請により貸出しが可能となっています。
政府広報コンテンツは、法律や施策を分かりやすく伝えるためにさまざまな工夫がされています。皆さんの広報活動の参考に、政府広報オンラインを活用してみませんか。
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