
広報ライブラリー
『ケースで学ぶ 組織と個人のリスクマネジメント』
公開日 : 2025年1月21日
- 著者:石川慶子、木村栄宏
- 出版:経営書院
- 発刊:2024年7月
- 価格:1,980円(税込み)
組織と個人の成長に欠かせないリスクマネジメントの要点を網羅
「危険」「悪いこと」などと訳されることから、「マイナスなこと」「堅苦しくてどこか遠い存在」とイメージされがちな「リスクマネジメント」。しかし本書は、「天気予報を聞いて服装を決めたり、傘や履く靴を決めたりする」ように、リスクマネジメントはとても「身近なもの」であると語る。「リスク」の語源はラテン語の「risicare(リスカイア)」で、「勇気をもって試みる」という意味。リスクマネジメントに取り組むことで、組織だけでなく個人の成長も促すことができる。
「社員一人ひとりが将来のリスクを回避するだけではなく、時にはリスクを取る、不要なリスクは減らす、起きてしまったら迅速判断といった行動ができるようになれば、新しい価値創造も進み、冒険さながらワクワクする組織の成長につながるのではないでしょうか」(はじめに)
本書は3章構成で、第1章ではリスクマネジメントの国際的ガイドライン「リスクマネジメント国際規格ISO31000」を紹介。認証規格ではないため、内容を理解した上で気軽に取り組める点など、そのポイントを挙げる。
第3章では、筆者などの経験をベースに、近年報道された事件事故と組み合わせた「ケーススタディー」を掲載する。具体的には、「社員が横領」「プロモーション動画が炎上」「元社員がハラスメントを受けたとして記者会見」「事件に巻き込まれた」「カラ出張の内部告発」「学生が逮捕された」などのケース。それぞれについて、「予防するにはどうすればよかったのか」というリスクマネジメントと、「発生後にダメージを最小限にする」危機管理(クライシスマネジメント)の、二つの視点から解説する。
- 『月刊広報』2024年9月号紹介