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広報ライブラリー

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『「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策』

公開日 : 2025年1月21日

  • 著者:今井むつみ
  • 出版:日経BP
  • 発刊:2024年5月
  • 価格:1,870円(税込み)

 

認知科学の観点から探るコミュニケーションエラーの本質

認知科学や言語学を専門とし、『言語の本質』(中公新書)で「新書大賞2024」を受賞した筆者による最新刊。

「何回説明しても伝わらない」「依頼したとおりのものができあがらなかった」「勘違いされ、物事がうまく進まなかった」…。仕事はもちろん、私生活でも起こりがちな、こうしたコミュニケーションの困りごとに対し、「認知科学と心理学の視点から、その本質と解決策」に迫る。

なぜ日常のコミュニケーションに「認知科学や心理学の視点」が役立つのか。

「それは、私たちが日頃ひとまとめに『コミュニケーション』と呼んでいるものが、実は様々な認知の力(言語を理解する力、文脈を把握する力、記憶する力、思い出す力、想像する力など)に支えられているから」(はじめに)。私たちはそれぞれが頭の中に「当たり前」を持っており、「伝えたいことがうまく伝わらない」原因は、「この『当たり前』の違いを越えることができなかったり、認知の力がうまく働かなかったりすることにある」とし、「間違っているのは『言い方』ではなく、そもそもの『心の読み方』」(同)であるという。

「『言えば→伝わる』『言われれば→理解できる』を実現するには?」など5章構成。

第1章「『話せばわかる』はもしかしたら『幻想』かもしれない」では、コミュニケーションの前提となる「スキーマ」(知識や思考の枠組み)について解説。「相手が『わかった』かどうかはその人がどういうスキーマを持ってあなたの話を聞いているかに大きく依存してしまう」とし、伝わらないのが「言い方や伝え方のせいではない」ことを説明する。

 

  • 『月刊広報』2024年11月号紹介

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