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全国広報広聴研究大会

全国広報広聴研究大会

2010年カリキュラム

公開日 : 2010年6月23日

更新日 : 2010年9月3日

カリキュラム

2010年9月2日(木曜日)

  • 14:20~15:50 講演I
    イベントにおける広報の役割~地域を売り込む広報戦略
    株式会社プラップジャパンコミュニケーションサービス本部コンシューマーコミュニケーション2部部長
    菅井 利雄 氏

地域の魅力を地域内外に広報し、認識してもらうためには、さまざまな仕掛けが必要です。その一つにイベントがあります。イベントは、開催期間だけ盛り上がっているものではありません。「概要が決まった」「キャラクターが決まった」「日程が決まった」「詳しい内容が決まった」など、情報を徐々に発信していくことにより、開催時期に向けて盛り上がっていくのです。さらに、イベントが終了した後も、次のイベントにつなげるための事後広報は重要です。

このように、イベントを成功させるには、どの時点でどのように情報発信をしていくか、広報の役割は重要です。イベント広報をもとに、地域の魅力をより効果的に発信する方法を考えます。

  • プロフィール
    1961年生まれ。PR会社プラップジャパンに23年在席。企業・団体の戦略的広報コンサルティングおよび広報代行業務に従事するほか、社員の教育機関、プラップ大学で教鞭も担当。同社は、企業・団体の戦略的広報コンサルティングおよび広報代行全般を手がけ、PRイベント、WEB制作、PR誌制作等のクリエイティブ部門も有する総合PR会社。危機管理・クライシストレーニングおよび金融、ヘルスケア、コンシューマー、IT、行政広報など様々な専門部署を擁し、専門性を備えたPRコンサルタントがコミュニケーション上の課題に対してベストなアプローチを提案。日本広報協会広報アドバイザー。

 

  • 16:05~17:15 事例発表
    平城遷都1300年祭とその広報~はじまりの奈良、めぐる感動
    平城遷都1300年記念事業協会 事務局副局長 田中 敏彦氏

平城遷都1300年祭では、半世紀を掛けて行われてきた「発掘と研究」「保存と復原」の成果を踏まえ、歴史文化遺産「平城宮跡」(特別史跡・世界遺産・国営歴史公園)をメイン会場に設定しました。地域内にある史跡や遺産、ポテンシャルなどをいかに再発見して活用するか。そして、その魅力をいかに伝えていくのか。平城遷都1300年祭に関連して行われた奈良の魅力の再発見の過程や、ボランティアなどの市民参加の様子、せんとくんをはじめとする広報、プロモーション展開などを紹介します。

 

2010年9月3日(金曜日)

  • 10:00~11:50 講演II
    地域の魅力を創出して内外へ情報発信~事例からシティプロモーションのヒントを探る
    東海大学文学部広報メディア学科教授 河井 孝仁氏

厳しくなる財政状況、合併による地域内の連携、少子高齢化などの課題から、地域を売り込むシティプロモーションに注目が集まっています。その目的は、地域内外の人々に地域の魅力を意識させ、地域の商品の購入、誘客、移住などを促進することにあります。しかし、地域を売り込んだり、発信したりするためには、地域内の人と人の結びつきを強化し、PRすべき魅力や素材を創出する必要があります。

ここでは、農産品や特産品の販売のためにマーケティングに取り組む地域や、ブログなどを活用する地域、イメージアップ戦略に取り組む地域など、それぞれの特性を生かして試行錯誤する事例を紹介しながら、シティプロモーションと地域内外とのコミュニケーンの手法を考えます。

  • プロフィール
    1958年、静岡県生まれ。博士(情報科学・名古屋大学)。1972年、静岡県庁入庁。2004年、財団法人静岡総合研究機構派遣を経て、2005年から東海大学文学部広報メディア学科准教授、2010年から現職。専門は行政広報論、地域情報論。日本広報協会広報アドバイザー、日本広報学会理事、総務省地域情報化アドバイザー、独立行政法人防災科学技術研究所客員研究員、島田eコミュニティ・プラットフォーム研究会委員(座長)などを務める。著書に、『シティプロモーション-地域の魅力を創るしごと』(東京法令出版、2009)、『地域を変える情報交流―創発型地域経営の可能性』(東海大学出版会、2009)など。

お問い合わせ・お申し込みは下記まで

公益社団法人日本広報協会 事業部

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