1:おつかれさまでした。 オレンジ隊長 01/25 12:23 昔むか〜し、西日本の山中の大きな滝があるまちにおサルさんが住んでいました。 そのおサルさんは「広報」で深く悩んでいました。その理由は、おサルさんに毎回会議で出される駄目だし。おサルさんは、すっかり自信をなくしていました。 そんなとき隣町のおサルさんグループの友だちから「外の世界を見てみない?」と誘われました。 おサルさんは「う〜ん、ボクは君たちのようにエサが豊富なまちでは無いし、そんな公の研修になんていかさてもらえないんだ。」と渋りました。けれど、その友だちは熱心に勧めます。 「それなら、公じゃない私で参加できる集まりがあるよ。」と友達のおサルさんが教えてくれました。 悩みに悩みぬいた末、おサルさんは、それまで冬を越すためにと蓄えておいた大切な木の実を思い切って使い旅たつことにしました。おサルさんの住むまちはとっても不便なところです。そのためいくつも山を越え川を超え長い長い時間とたくさんの木の実を使って目的地にたどり着かなくてはなりません。 やっとの思いで集まりがあるという東の暖かい目的地があるという駅までたどり着きました。冬だというのにとても暖かく、それだけでも遠くに来たなとおサルさんは思ってしまう場所でした。 目的の集まりがあるお宿の玄関についたおサルさんは、思わず声を出して驚いてしまいました。なんと、そこには大きな文字で「裏(うら)ツアー」と書かれた看板が堂々と掲げてあったからです。おサルさんの仕事は堅いもの。だから、(うら)と言う言葉がついたものがあるとは思ってもみていなかったからです。 「なんなんだ・・・これは」。 おそるおそる集まりに参加したおサルさんでしたが、おサルさんはの気持ちはとてもすっきりしました。その理由は、いつも自分ひとりと思っていたことがそうではなく、頑張るたくさんの仲間たちがいること。自分の考えていたことがとっても小さかったことなど、たくさんのことを気づかされたからです。 やがて、つかの間の1日が過ぎ、勇気をたくさんもらったおサルさんは、まだ残る仲間たちに見送られながら自分の町へと戻りました。 それから数週間後・・・おサルさんは前々から思っていたことを滝から飛び降りる気持ちで実践に移しました。批判もありましたが、自分の住むまちが大好きだという信念を「裏ツアー」で後押ししてもらった気持ちがしていたおサルさんはめげませんでした。やがて、その実践したことは町の中のたくさんの人たちに喜んでもらえることになりました。 それまでの批判もなりをひそめましたが、それよりも何にもましてうれしかったのは、おサルさんの住む町のひとたちがおサルさんのために「お祝いの会」まで開いてくれたことでした。・・・おサルさんは自分の信じていたことが間違っていなかったと思い本当に涙を流して喜びました。 それからそれから・・・。 おサルさんは「裏」や「サミット」という集まりがあれば喜んで出かけるようになりました。 そこで、新しいたくさんの仲間たちに出会い、同時にいつも酔っ払うおサルさんは、いつしか広報バカの隊長と呼ばれるようになりました。 いつも、酔っ払っていたおサルさんですが、いつも思っていました。そして今も思っています。 出会いと勇気をくれた仲間たちに「ありがとう・・」と。そして「がんばれ現役と」。 ・・・とんと昔むかしの物語。 お疲れ様東北広報サミット。 がんばれM市、お疲れ様、東北の仲間たち。 オレンジ劇場 「おれんじ太郎」 副題−おサルさんの顔がいつも赤い理由− また、いきたいなあ裏やサミット |