1:ROYAL STRAIGHT FLASH MOANA 12/05 00:59 ♠10 先日、広報人OBどうし(自分は現役)アキバで飲む機会があり、 コスプレの女の子世代はフィルムの存在すら知らなくなることに気づき 「横顔がネガのようだわ」(星空の誘惑)も意味不明になると思ったのでした。 ナトリウム灯に照らされるカラーネガフィルムのような視覚的な要素に加え 心の表裏と不安を垣間見るトンネル内の描写は恐怖さえ感じました。 モチーフについての共通認識に基づく比喩表現は難しく わからなければデタラメですし、当たり前ではおもしろくないものです。 ♠J 比喩とは異なるかもしれませんが、見出しなどのコピーライティングも重要です。 「高齢者に『若い者には負けない』と言わせてはいけない」。 かつて、この言葉を聞いたとき、自分を戒めるものとして心に刻みました。 そして今回は「昔懐かしい おふくろの味 芋の煮っころがし」の見出しに絡みました。 里芋の料理として、本質的な魅力を表そうとする意図はわかるのですが、 そんなに固定イメージに依存するようなコピーでいいの? 離れて暮らしていたり、すでに他界されていたりするケースとは別に 読者の年齢のほか、母との距離、時間経過のない方もあるわけですし、 私自身も同居の母は現役、それなりの独自の味付けではあるものの 「昔懐かしい」と思うものではなく、恥ずかしいくらいベタに感じ、 コンビニ世代の子どもがノスタルジックな駄菓子で童心に帰るみたいな印象です。 ♠Q 「懐かしさ」「おふくろ」「煮ころがし」を否定するわけではないものの、 そんな安易さでいいのかなという気持ちは拭いきれません。 由縁、理由をじっくり考えて新しいことを知る糧にする温故知新は、 単なる新旧対比とは違うと思うのです。 ♠K 20Dさんのアバターは夜勤をする人のため、腹持ちのよいコシのあるラーメン。 見出しに絡むことが、麺に絡む油のように意図した役割を果たすものか、 それは、味わった人が感じ、考えるものであるように努めたいと思います。 ♠A 20Dさん、新潟 − 横浜を関越で移動するときは、ぜひお立ち寄りください。 |