1:レコメンド、便乗させていただきます 真ゴコロ 06/21 18:33 皆さんこんにちは。 関係者さんが久しぶりにシショーの広報をレコメンドされたので、 便乗して、レコメンドさせていただきます。 もちろん同じく「まちの総合情報誌Fujisawa」5月号。 まるまる一冊です。 4月号からリニューアルされ、バックナンバーのコーナーが登場しているのですが、 合併へのカウントダウンを意識されていることは端々から感じられます。 それは「最後を華々しく」という自己満足的なものではなく、 住民に「これまで築いてきたものは普遍で、ここは唯一無二のまちなんだ」と 「藤沢」を誇りに思い続けてほしい、という願いが込められていると思います。 その思いが投影されているのが、この5月号の特集「上質への流儀」。 「5人の個性が融合した作品展」ということにとどまらず、 時や世の中に流されない個々の信念に触れ、 「上質とは」と問いかけています。 「比較級の価値観を持たない世界で 無二の世界を目指す」 他者との比較は、正直、へこむことばかり… 「大切なのは自分がどう生きるかだ」と背中を押された気分です。 まちのカタチが変わっても、 住民個人にしっかりとした意志、価値観や誇りがあれば、 そのまちは「上質」であり続けることができる。 そんな住民への応援メッセージなのでしょうね。 この特集では「まちづくり」にはいっさい触れていません。 すごいなぁ・・・と。 それが関係者さんのいう「上質」なのかな、と思いました。 そして、Fujisawaで欠かせないのが子どもたちの活躍を取り上げた記事。 第2特集の野球大会リポートに、病気を克服した少年のことがクローズアップされています。 たった1ページなのですが、ものすごくたくさんのことが詰め込まれていて、 思わず涙がこぼれました。 こういうエピソードをもらさずキャッチし、住民の心に届けるFujisawa。 この積み重ねも「上質」な広報誌の要素なのでしょうね。 そしてこれらの要素が集まった1冊まるまるのトータルコーディネート。 一つ一つの特集は完結しているけれど、根っこのところではつながっている。 それは年間通してもいえることかもしれません。 その根底にあるのが、藤沢スタイル(21年12月号)なんだと思います。 かっこいいデザインやきれいな言葉で「上質」に見せることも必要かもしれませんが、 住民そのものの思考の質を上げていく試みはあきらめちゃいけないんだな、 と広報を離れて今ごろ気付かされています。 今の職場で生かさなくては。 深すぎてうまくレコメンドできませんが、なんとなく伝わったら幸いです。 (長くなってすみません) 2:Re: レコメンド、便乗させていただきます ライパチ 06/21 23:46 私も便乗レコします。 Fujisawa5月号「上質への流儀」は最近の中で、最も好きな特集です。 うまく表現できませんが、読後感が違うんです。いい映画を見たあとの余韻のように。 芸術展をまさかこのような形に昇華させるとは、まったく思いもよりませんでした。 自分ならば、作品を紹介し、浅い芸術論を語り、 最後は、多くの人で賑わいました、めでたし、めでたし。で終わったことでしょう。 Fujisawaは、5人の芸術家に光をあて、「人はどう生きるべきか?」を問いかけています。 普通なら腰が引けそうな、重要かつ難しいテーマですが、 逃げずに勝負を挑み、価値を提示していくところにシショーのすごさを感じます。 そして町民だけでなく、地域や世代を超えて熱く語りかけてくるのがFujisawaの真骨頂。 読む人を「当事者」にさせるストレートな言葉が心を揺さぶります。 本当に大事なことって、どこに住もうと、どんな暮らしをしようとあまり変わらないのかもしれませんね。 これこそが「上質」のカタチなのだと思います。 |