1:気がつくと2年 心吾郎 03/12 18:41 気がつくと、震災からもう2年の月日が流れていました。 私も広報を離れて、もうすぐ1年になります。 先月、旧知の東北広報人と話したところ、 被災地は復興に向かってはいるものの、 まだまだ多くの課題が山積していると言っていました。 マスコミも伝えているように、 津波の被害を受けた岩手や宮城の沿岸部では 未だ手つかずのまちが数多くあり、 福島原発付近の自治体では 未だに古里で暮らせない人々がいます。 このような状況の中、被災地から遠く離れた私たちにできることは、 「忘れないこと」ではないでしょうか。 ほんの2年前、未曾有の大災害の中で頑張っていた誇り高き人々を 日本中から支えようと誓った、あの思いを「伝えつづけていくこと」ではないでしょうか。 現役の皆さん、 今も、広報という強きペンをもつ皆さんへ。 あの思いを、あなたの愛する市民に、伝えていってください。 被災地の現状を取り上げる記事でも、 被災地の教訓を自らの防災にいかす記事でもいいと思います。 それは、広報担当者だけが、被災地のためにできることです。 私と同じく現役を離れ、 今や、広報という強きペンを失った皆さんへ。 それでも、私たちにもできることはあります。 広報人がペンを走らせるように、 歌手が明日を高らかに歌うように、 カメラマンが復興を記録するように、 被災地派遣職員が任地残留を続けるように、 主婦が被災地の加工品を求めるように、 学生が友人と東北旅行をするように、 お年寄りが奇跡の一本松保存のために募金するように。 そして、子どもたちが昨日の14:46に黙とうを捧げるように。 たとえどんなに小さなことでも、 被災地のため、あなたができることをしてください。 誇り高き日本人として、みんなが笑えるその日まで。 Proud!Japan 2013 |